前回の記事ですが、今見ると読むに耐えないほどの酷い記事ですね。
やはり徹夜明けに記事など書くものではないですね。
誰にもブックマークされていなかったら消去しているところです。
まあそれはそれとして本題。
「ストレス社会で闘うあなたに。」
これは凄いインパクトです。
なぜ「チョコレート」が「ストレスたまってるオレ」に語りかけるんだ?
と誰もが思うわけです。
ほとんど全ての人が、何らかのストレスがかかった状態で生活していますからね。
そして、なぜ「ストレスたまってるオレ」向けなのかとパッケージの裏を読むと、以下のようなことがかかれています。
- カカオにはGABAという神経伝達物質が含まれていて、それが「チョコレートを食べるとほっとする」要因の1つとなっている。
- グリコ「GABA」には一般的なチョコの約25倍のGABAを含有している。
多分これは両方とも事実でしょう。(ていうか嘘だったら会社やばいです)
しかし、この文章から
「普通のチョコレートよりもリラックスすることができる」
という結論を出すことができません。
最低でも、「GABAの量とリラックスの度合い(って何で測るの?)との間に正の相関がある」ことを示さなければ、上記の結論を出すことはできません。
にも関わらず、食べた人は
「この「GABA」を食べると他のチョコよりもリラックスできるんだ」
と錯覚してしまうでしょう。
何せストレスは皆が抱えているものであり、かつ皆がなくしたいと思うものであります。
「ストレスをなくしたい」という願望を、「チョコレートを食べる」という非常に安価かつ簡単で(しかも快適な)行動をとることによってかなえてくれるとしたら、それはみんな飛びつくでしょう。
プラシーボ効果で実際にストレス減るでしょうしね。
消費者の心理をついた、いい商品だと思います。
別に味も悪くないですし。