皇国の守護者なんて、Satoheartでしげたみがの氏が書いたあかり新城ぐらいしか知らなかったのですが、たまたま古本屋で漫画が出ているのを発見、購入しました。
結構面白かったので、原作も購入。一気に9巻読んでしまいました。
原作ファンの人には申し訳ないですが、漫画の方が面白かったです。
漫画の方は、話を盛り上げるために原作を若干再構成していますが、その点が非常に好感が持てました。
原作では淡々と語るところを、もう少しドラマティックに表現しています。
また、原作ではあっさりとした扱いの脇役達に個性を持たせているところにも面白いです。
さらに、原作のイラストでは強面の主人公も、漫画では若干コミカルな(かわいらしい)顔に描かれているところもいいですね。その顔が狂気に歪むシーンは素晴らしいです。
絵も割りとうまいです。
とはいえ、やはり原作は原作。
漫画では描ききれない細かい部分がたくさん書かれており、これも面白いです。
何せ近代文明(蒸気機関発明後)+若干ファンタジー+戦争ものという珍しいジャンル。
興味のある方は漫画だけでも読んでみて下さい。