- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/12/11
- メディア: 文庫
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積読して3年になりますか。
ようやく読み終えました。
初めて読んだときは、出だしでつまずいて、自分には合わないと放り投げたのですが、
今読むととても面白い。
京都への行き帰りの電車で読んで、今日の電車で読んで読了しました。
読み終えて気づいたことが2点あります。
1つは、面白かったけれど、どうしてもっと早くに
読まなかったんだろうとは決して思わなかったこと。
なぜかというと、ITの世界に入った知識のおかげで面白いと思えた部分が
とても多かったんですよね。専門知識の部分だけでなく。
つまりは、この本を通して自分の成長を実感したわけですね。
もう一つは、ZUNさんの思想の原点の一つなのだなあと思わせるフレーズが
いくつか見受けられたこと。
例えば、無駄の素晴らしさについていくつか語られるシーンがありますが、
これと同じことをZUNさんは言っています。
そういう無駄が多ければ多いほど、素敵なんですよ。
(東方妖々夢より)
さすが、紅魔郷の最終スペル名に「レッドマジック」の名を冠しただけありますね。
そう考えると、紅魔郷とは
「ミステリーやジョジョが好きなゲームプログラマが
作った、普通の同人シューティングゲーム」
なのかもしれません。もちろん私(あるいは我々)からしてみれば非常に素晴らしい
ゲームなのですが。
(脱線しまくり)
(2007/11/26誤字修正)