「レッドマジック」

すベてがFになる (講談社文庫)

すベてがFになる (講談社文庫)

積読して3年になりますか。

ようやく読み終えました。


初めて読んだときは、出だしでつまずいて、自分には合わないと放り投げたのですが、

今読むととても面白い。

京都への行き帰りの電車で読んで、今日の電車で読んで読了しました。


読み終えて気づいたことが2点あります。

1つは、面白かったけれど、どうしてもっと早くに

読まなかったんだろうとは決して思わなかったこと。

なぜかというと、ITの世界に入った知識のおかげで面白いと思えた部分が

とても多かったんですよね。専門知識の部分だけでなく。

つまりは、この本を通して自分の成長を実感したわけですね。


もう一つは、ZUNさんの思想の原点の一つなのだなあと思わせるフレーズが

いくつか見受けられたこと。

例えば、無駄の素晴らしさについていくつか語られるシーンがありますが、

これと同じことをZUNさんは言っています。

そういう無駄が多ければ多いほど、素敵なんですよ。

(東方妖々夢より)

さすが、紅魔郷の最終スペル名に「レッドマジック」の名を冠しただけありますね。

そう考えると、紅魔郷とは

「ミステリーやジョジョが好きなゲームプログラマ

作った、普通の同人シューティングゲーム

なのかもしれません。もちろん私(あるいは我々)からしてみれば非常に素晴らしい

ゲームなのですが。

(脱線しまくり)

(2007/11/26誤字修正)