算命学*1では、決められた手続きによって占い対象者の命式を算出するわけです。
しかし、占い対象者本人の命式だけを分析しても、その人の全てを占うことなどできません。
人は常に他の人と関係することによって生きています。
算命学でも、周りの人との関係をとらえる必要があります。
つまり、占い対象者以外の人の命式も算出する必要があるわけです。
しかし現実には周り全ての人の命式を出すことなど不可能です。
だから、特定の重要人物に絞って命式を算出し、残りは占い対象者の話を聞くなどして情報を得るわけです。
こういったヒアリング能力も、占い師の優劣をつける差となって現れているのでしょう。
さて本題に入りますが、算命学の書物に記された数々の法則を科学的に解明するにはどうすればいいかを考えていました。
科学といえば自然科学しか思いつかない頭の悪い私ですので、まず考えたのが「再現性がある状況を作り出す」ことです。
が、これは冒頭の話を読めばわかると思いますが、ほぼ不可能でしょう。
……もしかしたら、もう少し実験心理学あたりの勉強をすれば何か解決の糸口が見つかるのかもしれませんが、とりあえず放置。
となると、臨床心理学の観点から研究していくのが一番なのかもしれませんが(占いも基本的には悩み解決のための方法だし)……こちらも全く知識がないのでどういう手法で研究すればいいかわかりません。
こういうとき、コンピュータの知識はあまり役に立ちそうにありませんね。
いや、大量に生年月日流し込んでシミュレーションというのも不可能ではないんですが、いかんせんその前段階の基礎理論の部分が確立していない以上、そういうことやるのもどうかと思うのですよね。
さてさて、どうしたものか。
*1:生年月日占いの一つ