http://linux-foundation.org/weblogs/lwf/2008/05/05/the-shape-of-2626/
Jonathan Corbetが次期カーネル2.6.26(順当に行けば7月リリース予定)の主な新機能について紹介しています。
中でも私が注目しているのはメッシュネットワークのサポートです。
メッシュネットワークというのは無線ネットワーク技術の一つなのですが、アクセスポイントからアクセスポイントへ、無線でどんどん(まさにメッシュ状に)つながっていくんですね。
現在の無線ネットワークのアクセスポイントは基本的に有線につながなければいけませんが、このメッシュネットワークなら有線ネットワークインフラが必要ありません。
で、この技術、実はOLPCのラップトップに標準採用されているんですよね。
http://laptop.org/en/laptop/hardware/
左のmesh demoで、メッシュネットワークがつながる様子をデモで見ることができます。
私もまだこの技術について詳しくは知りませんが、少なくとも有線ネットワークインフラのない地域ではまず間違いなく標準になるんでしょうね。
では既に有線ネットワークインフラが整っている先進国ではこの新しいインフラが浸透するのでしょうか?
……わかりませんね。
既存のインフラを捨ててまでいきなり乗り換えることはないような気がします。
もしかしたら、ゆっくりと有線ネットワークにとってかわるのかもしれません。
先進諸国の国民の持つPCが全てメッシュ化したら、そのネットワークは断ち切れることはなくなるでしょう(同じ大陸である限り、という条件がつくかもしれないですが)。
何にせよ、これからどうなるのかちょっと楽しみな技術です。