今日のLinus・その6

中国語では、考えうるすべての事象にに対応する一つの漢字が存在する。
中国語では、複雑さから出発し、その複雑なもの同士をある限定された
方法で組み合わせるわけだ。これはVMSのやり方に似ている。面白い内容の
複雑なものがあるけれど、応用が利かないのである。ウィンドウズの
やり方も同様だ。
(それが僕には楽しかったから、p93)

言いたい放題言ってくれますLinusさん。

非常に西洋的なものの見方ですね。

中国語(ていうか漢字)とWindowsを一緒にするなよ、って思いますよね。

とはいえ、西洋的、数学的、科学的な知識から生まれたコンピュータというものと漢字が相性が悪いのは事実でしょう。

では、コンピュータの世界で漢字を活かすには?

0と1の概念から離れたコンピュータを考えるか?

それとも現代の潤沢なハードウェアリソースを駆使して、0と1の上に複雑な漢字の世界を創り出すか?

あるいはもうコンピュータの世界で戦うことをやめ、もっと別の領域で勝負するか?



西洋的科学があふれる世の中で、こういったことを考えるのは非常に楽しいですね。