GPLが無効になるとき・その3

今までの話

GPLが無効になるとき
http://d.hatena.ne.jp/shiumachi/20080413/1208096851
GPLが無効になるとき・アフター
http://d.hatena.ne.jp/shiumachi/20080414/1208184608

本題

何のことはない、答えはすぐそこにありました。

パブリック・ドメイン (Public Domain)

「パブリック・ドメイン(公有)に置かれている」というのは状態であって、ライセンスではありません。むしろ、対象物に著作権が主張されていないので、そもそもライセンスが必要ないということを意味します。しかし、実務上は、ある著作物がパブリック・ドメインに置かれているならば、一切の制限が無い非コピーレフトのフリーソフトウェアライセンスが適用されていると見なして問題ありません。パブリック・ドメイン状態は GNU GPL と矛盾しません。

さまざまなライセンスとそれらについての解説 - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション

さすが本家です。

説明する必要のないぐらいわかりやすい解答です。

まあつまり、

GPLでライセンスされている著作物がパブリック・ドメインとなったときにはGPLは無意味・無効となる」

ということですね。

これで問題の一つは解決しました。


……しかし、じゃあいつパブリック・ドメインになるんでしょうね?

これはGPLのプログラムに限らず、著作権を放棄していないソフトウェア全てに言えることでしょうが。