2008年総括(心境偏):「あきらめないこと」
諦めずに続けてみることも大事だなと改めて思った。
夢を実現させるということ - pho's blog
id:pho も、この一見当たり前の言葉が心に響いたようです。
一見当たり前でも、継続というのはそうそう簡単ではありません。
私も、この一年はこの「あきらめないこと」という至極単純な言葉を支えとしてやってきた気がします。
Linus と Paul、そして二人のハッカーともう一人
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Linus と Paul 、この二人のハッカーに少なからず影響を受けた一年でした。
彼らに共通しているのは楽観主義と出世欲とは全く異なる方向での上昇志向です。
彼らは「面白かったら何でもやってみろ」と人に言い、「面白かったら何でもやってやる」という信念で生きています。
信念、という言葉は堅苦しすぎますね。多分ただの欲です。
もう少しきれいな言い方をすればハングリー精神とでもいいましょうか。
そして、彼らとは別にもう二人、私にこの精神を教えてくれたハッカーがいました。
彼らは連日のように質問を浴びせる私に丁寧に知識を与えてくれましたが、一年を振り返り初めて気づいたのは、彼らから受け取った一番の収穫は「面白かったらやってみる」という精神でした。
そしてそんな私を支えてくれた人がもう一人いました。
「面白かったらやってみる」この言葉が、今年の私を動かす原動力でした。
当たって砕けて
で、今までの自分がやったことないようなことにあれこれとチャレンジしてみました。
JF に参加してみたり、OSC で LT やってみたり、その他人には言えないような挑戦も色々していました。
当たって砕けろの精神で飛び込んで実際に当たって砕けたものもいくつかあります。
しかし、砕けてわかったことがあります。
当たって砕けても何一つ損がない、ということです。
失敗しても、そこから得られた教訓やその後の成長を思えば、元は十分とれています。
「面白かったらやってみる」というのは、その行動だけで既にプラスの影響があるんですね。
まあ、結果がともなえばより一層いいのしょうけど。
あきらめない
前回(2008年11月)の Linux Foundation Japan Symposium で、LWN.net の Jonathan Corbet がカーネル2.6.26でマージされた KGDB について、こう話していました。
KGDB は15年間 Linus が拒否していたけれど、とうとうマージされた。
このことは、「不可能なことは何もないんだ」ということを我々に教えてくれた。
カーネル開発の世界ではパッチがマージされるまで数年単位かかることはざらですが、15年は本当にすごいですよね。
逆にいうと、何か実現したいことがあれば1,2年であきらめてちゃダメだということですよね。
もう一つ、「あきらめない」ことを教えてくれた本がありました。
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秋頃に母が入院していたのですが、そのときに母の友人が見舞いで貸してくれたのがこの NARUTO という漫画でした。
NARUTO は名前だけは知っていたのですが読んだことはなく、私も読んでみることにしました。
そしたら思いの他面白くて驚きました。
この NARUTO ですが、テーマの一つに「あきらめないこと」というのがあるようです。
主人公が挫折や失敗を繰り返しながらあきらめずに努力した結果最後は成功する、というのは少年漫画の王道ではありますが、この漫画はこの「あきらめないこと」の大切さをすごく上手く表現しているように感じますね。
そういえばこの漫画の主人公ナルトも、楽観的かつ強い上昇志向の持ち主です。
まとめ:で、来年は?
決まっています。
「面白いことがあればとりあえずやってみる」
これだけです。
まあ今年一年で、面白いことをあれこれやるには実力が全く足りないことがわかったので、とりあえずはレベル上げに励もうかなと思っています。
まだまだハードルは高いですが、それでも「あきらめずに」来年も行くつもりです。