第5回The Economist読む隊感想

http://ecotai.g.hatena.ne.jp/keyword/%5B%E7%AC%AC5%E5%9B%9E%5D

こんなんできました。詳細は上記参照。

以下ただの感想です。
(でも議事録タグつけてたりする)

Face value(Yuzaburo Mogi, Kikkoman)

http://d.hatena.ne.jp/shiumachi/20090415/1239807652 で書いたのと同じです。

活動後の感想。

  • "By the time" 「〜までに」盛大にすっ飛ばして読んでた。アホか……。
  • "Foreign sales account for 30% revenue" 売上げだけに限定すりゃ30%超えてるのね。
  • 第6パラグラフはみんなで感動してた。これぞマーケティング。

Politics this week

  • てぽどーん
  • カンボジアとタイが観光名所"Preah Vihear"を巡ってドンパチやった件。タイは兵士二人死んでぶちきれモードだけど、カンボジアは「ええやんか、お隣さん同士ちょっとこづきあっただけやんか」とか。人の命軽いなー
  • "the joint chiefs of staff"、小文字で書いているけど「米国統合参謀本部」、立派な固有名詞です。
  • ソマリア海賊ワンピース読みすぎ
  • 18パラ、2文目の文法で議論する。結局"The visit came as Barack Obama was expected to..."「バラック・オバマの使者として訪れた一団は……を期待されていた」という形になった。asはObamaまでにしかかからないのね。(もっと後ろの方までかかると思ってた)

Preventing resistance to insecticides | Resistance is useless

パラグラフ7つ。

P1

地球規模の衛生の研究にも流行はある。ちょっと前まではAIDSだったけど今最も熱いのはマラリア。
色々殺虫剤使って蚊を殺しまくってるけど、ところがどっこいそうはうまくいかない。

P2

なんでかっていうと、突然変異によって殺虫剤に耐性を持つ蚊が出てくるから。

P3

逆に言うと、突然変異さえ防げば、殺虫剤の効果を維持することができる。
そしてそれを発見したのがアンドリュー・リードとペンシルバニア州立大学のチーム。

P4

蚊自体は体にマラリアを持って生まれることはなく、マラリアに感染した人の血を吸うことでキャリアとなり、また別の人を吸うことで感染させる。
蚊はメスしか血を吸わないので、そうすると危険なのは年をとったメスの蚊ということになる。
年をとったメスの蚊は既に出産を終えているので、突然変異の危険にさらすリスクはない。

P5

で、数学モデルを使って検証してみたところ。感染した蚊を95%減らすことができる上、殺虫剤に対する耐性は非常にゆっくりした速度でしか広まらないことがわかった。

P6

問題が分かれば後は(相対的にだけど)簡単。解決策その1は、殺虫剤の濃度をすごく薄めて、耐性の衰えた年寄りの蚊だけを殺すようにすること。

P7

もう一つのやり方は、致死性の毒を持つ菌を撒くこと。これにより、蚊は「繁殖はできるぐらい長生きできるが、感染力を持つほどには長生きできない」ようになる。実際にこの菌をタンザニアの家屋の壁に吹きつけており、効果を上げている。

最後の一文はこれ。

人々は依然として蚊に刺され続けるだろう、しかし刺されてもただいらいらするだけで、命の危険に晒されることはないのだ。

感想
  • 問題解決のケーススタディとして非常にきれい。シンプルな解はやはり美しいね。
  • P6の解決策はP7よりもシンプルで、こちらの方がよさそうだなと思ったのだけど、よく見ると菌を撒く方は実際に成果を出している。実践はやっぱり理論だけより強いです。