第12回The Economist読む隊感想


http://ecotai.g.hatena.ne.jp/keyword/%5B%E7%AC%AC12%E5%9B%9E%5D
基本情報は上記参照。

Face value(Andrea Jung, Avon)

全9パラグラフ。

P1

イントロ。Avonが女性の地位向上をミッションとしていることと、Jung氏の女性ながらにして高い地位へ出世したことを示唆するエピソードを紹介。

P2

Jung氏がAvonに入るときの面接でのエピソードを紹介。Jung氏が強い上昇志向を持っていることがわかる。
「この先Avonには女性の社長が現れると思いますか?」
「そうなるべきだ」

P3

Avonの特徴とJung氏のとった施策。
Avonの化粧品販売員はほとんどが女性で、世界中にいる。
Jung氏は女性との関係を良好にすることは重要であると考えた。
Avonは歩合制や販売員としての初期投資に対するローンなどで社員を支える一方、乳がん撲滅キャンペーン(ピンクリボン運動)やDV対策にも寄付をしている。

P4

Avon社員が憧れるJung氏の経歴。
中国系移民2世で、プリンストン大学を主席で卒業。Bloomingdales, I.Magnin, Neiman Marcus など、高級デパートや高級品販売の会社を渡り歩き、Avonにたどりついた。

P5

しかし実はそこまでトントン拍子ではない。
CEOの椅子争いに敗れてNo.2に甘んじたこともあるし、2005年には自社の中核となる市場で売上げを落とし、株価を大暴落させてしまった。

P6

しかしJung氏は、25%の上級管理職の削減をはじめとするコストカットと、流通販売と宣伝費に追加投資をすることで切り抜けた。
彼女はこの難局を通して「継続的な方向転換の精神」を学んだ。彼女は会社がうまくいっているときでも会社の批判をし、会社がどう動きを変えていくべきかを販売員や上級管理職に聞くようになった。

P7

不況対策。
Avonは低価格化粧品(10ドル以下)と草の根販売を武器に不況と戦っている。3月にはAvonの100年の歴史上最大の採用活動を行った。解雇された人たちの次のキャリアがAvonであると宣伝した。

P8

Avonは不況時でも雇用を保証すると宣伝したこともあり、販売員を大幅に増加させた。これがAvonの業績を支えている。

P9

しかし一度に大量の販売員を雇用してもその教育は大変だし、景気回復後に会社に止めておくことも難しい。それに投資家はJung氏のことを2005年の一見以来まだ信頼していない。おまけにJung氏は2008年に自分の報酬を78%増額させ19億ドルとしていることも不快感を助長しているようだ。

感想

  • この人の下で働くのは大変そうだ。

Politics this week

  • 北朝鮮ネタ
    • truce 休戦協定。truthと読み違えて混乱した。
    • search。船そのものを調べること。
  • カナダのアザラシ肉輸出の件。お偉いさんがアピールのためにアザラシの心臓の刺身を食べたんだとか。おいしいのかな?