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第21回The Economist読む隊感想


http://ecotai.g.hatena.ne.jp/keyword/%5B%E7%AC%AC21%E5%9B%9E%5D
基本情報は上記参照。

Face value(Julius Meinl V)

全9パラグラフ。

P1

Julius Meinl5世は流暢な英語を話す、育ちの良い英国人の典型のように見える。
彼は4月2日にオーストリア当局に逮捕され、保釈金1億ユーロを支払った。
Bernard Madoffの支払った額の13倍である。

P2

Julius1世はViennaに1862年にコーヒー豆の販売から事業を始めた。
20年後、オーストリアハンガリー帝国全体に豆を提供するようになり、WW1、冷戦と事業を発展させていった。

P3

Julius3世は1939年に息子4世とともに英国に渡った。1959年に5世が生まれた。
1983年に5世はMeinl銀行を相続。彼はその銀行を小さな信用銀行から投資銀行やファンドマネジメントの銀行へと徐々に変えていった。

P4

1997年、彼は一族の持つ不動産を集めてMeinl European Land(MEL)に組み込んだ。この会社はジャージー島にあるが、ウィーン証券取引所で上場していた。5世はMELに対して表向きは権限を持っていなかったが、2003年から2007年の間、Meinl銀行はMELから322mユーロ稼いだ。

P5

2007年2月、MELはMeinl銀行とともに7500万株の新株を発行して14億ユーロの資本を調達した。しかしサブプライム問題により、株券を保持することはリスクの増大につながるようになった。

P6

暴落するはずだった株価は、MELの買い支えによって防がれた。この買い支えは2007年4月〜8月に行われ、MELがこの計画を発表したときは既にそのほとんどが実行された後だった。(しかも結局株価は暴落した)投資家達はその一ヶ月後の総会で騒然とし、Meinl事件は一大スキャンダルとなった。

P7

誰が買い戻しを認め、そしてそれはジャージー島では合法なのか?疑問は尽きない。ジャージーの弁護士がジャージー金融委員会に話した内容は、MELの経営陣は買い戻しに関して真実を未だ隠し続けているということだった。他の経営陣は法的な意見を持っているらしいが、その意見は矛盾していた。ジャージーの法律事務所は、買い戻しには株主の承認がいると言うし、英国法廷弁護士のベテランは「そうしたほうが望ましいけれども、」 certificate は share じゃない、だから承認はいらないという見解を述べた。ジャージー金融委員会による調査は続いている。

P8

これらの疑問の下には、この買い戻しがMELの株主にお金を使わせることでMeinl銀行に利益供与しようとしたものであるという疑惑があるが、Meinl氏にきっぱりと否定された。この2月にウィーン検察は強制捜査などを行い、その6週間後にMeinl氏を召喚、逮捕した。

P9

Meinl氏と彼の銀行は徹底抗戦する構えで、新聞に全面広告を出すなどして反論した。今も法的な手続きは続いている。