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仕分け雑感

私の周りでも「研究費削るとか馬鹿なの? 死ぬの?」とかいう意見がちらほら聞かれるわけですが、そういう人は大抵研究に携わるポジションにいるか、研究者達の周囲で仕事しているか、あるいはそういう人たちを友達に持っているという人が多いんですよね。
実際にそういう世界と無縁な人に話を聞くと、「だって金ないんだから当然だろ。ああいうのは金に余裕があるときにするもんだ」なんてことを言うわけで、随分温度差があるものだなあと思うわけです。
そりゃ基礎研究を疎かにすればどうなるかなんてことを聞けば、「頭のいい」人達からはきっと合理的な理由が100は返ってくるのでしょうが、何を言おうが結局彼らは自分達の住む世界を守るために戦っているわけですから、その世界となんら関りのない生活をしている大半の人にとっては遠いアフリカとかで病気や飢えで苦しんでいるのをテレビで見てるのと大差ないわけです。
「政府がアホすぎる」なんて吠えたところで、そのアホを操ってお金を貢がせ続けるだけの知恵を働かせなかったのは一体どなたでしょうという気がしなくもないです。
結局のところ研究にはお金は必要だし、その必要なお金を持っているスポンサーというのはいつでも強い立場にいる訳だから、スポンサーのご機嫌をとってお金を出してもらうのも研究者の立派な仕事の一つだと思うのです。むしろお金を調達してくる能力がない人は研究をする能力がないとまでは言わないまでも、研究者としての資質の一つを欠いているんじゃないでしょうか。
とはいえ例えばポール・エルデシュのようにその研究以外のことについては普通の生活ができるかどうかといった、色々な意味で常人とは違う人もいるわけで、その人達にまでそういう能力を要求するのも酷なことでしょう。
ところで研究費を使ってビジネスマンとかスポークスマンて雇えないんですかね。自分は純粋な研究したいけどパトロンの劣情を満たしてあげるために、自分の研究を応用してなんかすごい事業みたいなのやったりする人。
そんな金ないって? うーん、どうなんでしょう。私が大学の頃いた研究室はそこまでお金あったわけじゃありませんが、ご近所の研究室訪ねると「こないだ予算余っててさ、3000万ぐらいの機器買ったんだけど誰も使ってなくてほこり被ってるんだよねーあははー」なんて話を聞いたこともありましたし、お金あるとこにはあるんじゃないですかね。
悪くないと思うんですけどね。研究者が自分のために金稼いだり知名度あげたりする敏腕経営者雇ったりするの。現実では普通経営者が研究者雇ってこき使うわけですから、たまには逆があってもいいと思います。
ちなみに個人的には、もっとこの流れが加速して研究者みな「仕方なく」海外に行かざるを得ない状況に追い込まれてほしいとか思ってます。そうすれば10年後には海外で揉まれたムキムキマッチョの研究者達が大量生産されるわけですから、結果的にいい方向に行くんじゃないでしょうか。彼らが日本に帰ってくるかどうかは知りませんが。


オチも何もないです。
特に調べものして書いたわけじゃないので事実と違ってたらすいません。