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Fedora12にmozc(オープンソース版Google日本語入力)インストール

とうとう待望のオープンソースGoogle日本語入力「mozc」がリリースされました。

なんで「もずく」か書いていませんが、作者の一人、工藤拓氏の過去の作品である Mecab の文字を見ればすぐに想像がつくでしょう。

Ubuntuしかサポートしていないと書いてありますが、Fedora12でも普通に入りました。以下導入手順メモ。

インストール手順(Fedora12編)

ほぼ公式の手順通りでインストールできます。


最初に行う必要がある、必須ソフトウェアのインストールが一番の関門です。

UbuntuFedora ではパッケージ名が違うので、適宜読み替える必要があります。

libxxxと書いてあるパッケージは、Fedoraでは大体 xxx-devel とかになってますのでうまく探してください。

多分ほとんどの人が持っていないのが ibus-devel。(というか自分がはまった)


あとは上記ページの手順通りでインストールできます。
一応必要なコマンドを転載しておきます。

% cd ~/
% svn co http://src.chromium.org/svn/trunk/tools/depot_tools
% export PATH=`pwd`/depot_tools:"$PATH"

% mkdir -p ~/src/mozc
% cd ~/src/mozc
% gclient config http://mozc.googlecode.com/svn/trunk/src
% gclient sync

% gclient sync

% cd ~/src/mozc/src
% python build_mozc.py gyp

% python build_mozc.py build_tools -c Release

% python build_mozc.py build -c Release unix/unix.gyp:ibus_mozc

テスト起動

とりあえず試しに動かしてみましょう。

% cd ~/src/mozc/src/out/Release
% ./ibus_mozc

この状態で日本語が入力できるようになっているはずです。

ibusに登録

毎回手で起動するのはかったるいので、私はibusに登録しました。
ibus-anthyの設定を拝借して、以下のように修正しました。
大半の部分は適当に入れてます。あまり鵜呑みにしないでください。
exec で指定するパスに先程作成した実行ファイル ibus_mozc を、iconの部分に適当なアイコンを置く必要があります。

自作した超適当なアイコンがありますので使いたい人は使ってください。
(誰かに超リアルなもずくアイコン作ってほしいな……)

このxmlファイルを /usr/share/ibus/component/ の下に置いてログアウトすれば、次回ログイン時に[システム][設定][入力メソッド][入力メソッドの個人設定][インプットメソッド][インプットメソッドの選択][日本語]からMozcが選べるようになっているはずです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!-- filename: mozc.xml -->
<component>
	<name>org.freedesktop.IBus.Mozc</name>
	<description>Mozc</description>
	<exec>/usr/libexec/ibus_mozc</exec>
	<version>0.1</version>
	<author>Google</author>
	<license>BSD</license>
	<homepage>http://code.google.com/p/mozc/</homepage>
	<textdomain>ibus-mozc</textdomain>

	<!-- for static engines -->
	<engines>
		<engine>
			<name>mozc</name>
			<language>ja</language>
			<license>BSD</license>
			<author>Google</author>
			<icon>/usr/share/ibus-mozc/icons/ibus-mozc.png</icon>
			<layout>jp</layout>
			<longname>Mozc</longname>
			<description>Mozc Input Method</description>
			<rank>99</rank>
		</engine>
	</engines>
</component>

登録した結果がこんな感じ。

使った感じ

補完機能

Google日本語入力の辞書は使えないということですが、「すずみ」と入力してtabを押すと普通に「涼宮ハルヒ」が出てくるあたり、なかなかあなどれないものがあります。


「にこにこ」で変換するとなぜかトップが「ニコニコミュニティ」でしたが。

他の変換機能

z+.で三点リーダとか、z+lで矢印が使えます。もちろん「きょう」で変換して日時入力もできます。これがほしかったんですよ。
でも、残念なことにそこまでマニアックな単語は登録されていないようです。

まとめ

とはいえ、やはり素のanthyとは雲泥の差です。
私は最近Modified Anthyを使っていたので大分マシでしたが、それでもこの mozc の登場は非常にうれしいものです。
昨年末から今までの間、デスクトップLinuxへの勧誘を躊躇していた最大の理由は「Google日本語入力」がないことでした。
しかしこれでもうその冬の時代は終わりです。
デスクトップLinuxユーザの皆さん、もずく片手に春の布教祭りを頑張りましょう!