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4次元ポケットがシンプリシティの法則を完璧に満たしていた件

雑記

久しぶりにシンプリシティの法則を読み返すと、ふと気づいてしまいました。

4次元ポケットが完璧にシンプリシティの法則に沿ったデザインになっていることに。

以下解説します。

法則1:削減


4次元ポケットは SHE の法則を満たしています。

縮小(SHRINK)

とても小さなポケットで、見た目から何も恐ろしさを感じることはありません。

隠蔽(HIDE)

ポケットの中身は一切外には見えません。

具体化(EMBODY)

私達は、ドラえもんがあのお腹のポケットから素晴らしいひみつ道具を出すところを何度も見てきました。
だから私達は、一見なんの変哲もない白いポケットを見るだけで夢や希望を膨らませてしまいます。


以上のように、間違いなく法則1を満たしています。シンプル。

法則2:組織化


全てのひみつ道具は4次元ポケットの中に収められていて、一切の混沌はありません。シンプル。

法則3:時間


手を突っ込んで欲しいものを念じればそれだけで必要な道具を手にすることができます。
大幅な時間の削減です。
シンプル。

法則4:知識


ドラえもんを全く見たことがない人に4次元ポケットを見せても、使い方などわからないでしょう。
でも私達はどう使えばいいか既に知っています。
説明もマニュアルもいりません。
シンプル。

法則5:相違


ドラえもんは、普段は一発で様々なひみつ道具を出しています。
だからこそドラえもんがあわててなかなか道具が出てこないという描写が盛り上がりを見せるのです。
そして、
「またあわてるだろうな」
と私達が思ったときに一発で出す! という演出もより一層楽しくなります。
シンプリシティとコンプレクシティは互いを必要としているのです。
シンプル。

法則6:コンテクスト


「ポケットのないドラえもんなんてただの中古ロボットじゃないか!」


なんて暴言はやめましょう*1

ドラえもんだけじゃありません。のび太やしずかちゃんをはじめ、ドラえもんの世界の全てが4次元ポケットにとって重要なのです。

ドラえもんの世界でなければ、きっと4次元ポケットは夢や希望でなく死と絶望を生み出す悪魔の道具になっていたでしょう。

4次元ポケットの周りの世界が、4次元ポケットを夢と希望の象徴にしてくれているのです。

シンプル!

法則7:感情


「ポケットのないドラえもんなんて(ry」


4次元ポケットだけが存在していたとしたら?

ドラえもんが存在せず、ただのび太にポンとあのポケットだけ渡されていたら?

やはりきっと、夢や希望と無縁のお話になっていたことでしょう。

ドラえもんがいてはじめて、あの4次元ポケットにも「愛着」がわくのです。

シンプル!

法則8:信頼


4次元ポケットを科学的に解明する?

やめましょうそんなことは。「信頼」しましょう。

実は科学じゃなくて魔法かもしれませんけど、そんなことはどうでもいいことです。

あのまるっこい手が突っ込まれれば、中からワクワクするような道具がいっぱい出てきます。

それでいいじゃないですか。

とってもシンプル!

法則9:失敗


「どこがシンプルだ! ほとんどこじつけじゃないか!」


認めます。多少の無理やり感があったことは否めません。

しかしそれは、4次元ポケットにとても深い魅力が秘められていることの裏返しでもあるのです。

単純な法則では語り尽くせない魅力というのはなんとも素晴らしいものです。


それでもなおシンプリシティを望む人のために最後の法則があります。

法則10:1

シンプリシティは、明白なものを取り除き、有意義なものを加えることにかかわる。


明白なものとは何か。

それは「隠蔽」されたタケコプターのことかもしれないし、あるいはひみつ道具についてのうんちくかもしれません。

どれもきっと無駄ではないのでしょう。
しかしそれらの意味は明白です。
捨てましょう。
ただ一つの有意義なものがあればいいのです。
それはつまり、夢につながるシンプルなインタフェース。


4次元ポケットこそ、ベストオブシンプリシティなのです。


シンプリシティの法則

シンプリシティの法則

*1:知らない人はドラビアンナイトを見よう