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大企業のマネージャもスタートアップに飛び込もうぜ

(注: ここでの話は主にB2BのIT業界の話をしています。他の業界は知りません)

IT系のそこそこ有名なスタートアップの会社に勤めている人と何度か話す機会がありましたが、口を揃えて「いいマネージャがほしい」と言います。

エンジニアの場合、2つの点で優秀な人を(相対的に)集めやすいです。

  • エンジニア同士の横の連携が強く、一人優秀な人を雇えばその人のネットワークを使って別の優秀な人を雇いやすい(くどいようですが「相対的に」)
  • github やオープンソースプロジェクト、勉強会などのアクティビティを見ることができるので比較的容易にスキルを判別できる


ところが優秀なマネージャとなるとそうもいきません。そのマネージャが優秀かどうかは一緒に仕事した人じゃないとわからないので、単に面接しただけでは判別しにくいです。

さらに、エンジニアはともかく優秀なマネージャは大企業にとどまって外に出てこないので、おそらくエンジニア以上に枯渇している人材と思われます。

なぜ優秀なマネージャが外に出ないかというと、おそらく上記のように需要があるということを知らないのではないかと思います。
今回私がこの記事を書いているのは、そういう需要があることを特に大企業のマネージャの方に知ってほしいからです。


私が前の会社に勤めていたときでも、多くの優秀なマネージャと出会う機会がありました。
考え方も柔軟で、部下からも慕われていて、誰が見ても優秀と分かるような方もいました。
しかし、自分のキャリアという話になると驚くほど保守的な意見を返すのです。


「いや、もう自分はこの年じゃどこも雇ってくれないよ」


今ではその意見に対しはっきり「それは違う」ということができます。

残念ながら日本では「ベンチャー」というと、20代の若者が突拍子もないアイデアを突拍子もないやりかたでやってのけて億万長者になる、ぐらいのイメージしかもたれていません。
はっきり言いますが、仕事の本質なんてスタートアップだろうが大企業だろうが大して変わりません。

ベイエリアで大成功したスタートアップも、ほとんど(おそらく全て)が「20代の若者」をベテランのマネージャやエグゼクティブが支えて大きくしてきたはずです。

結局のところ、普通のビジネスを普通にこなせる人間が会社を回しているんです。


現在日本にも素晴らしいスタートアップがたくさん出現していて、それらの会社に優秀なエンジニアが飛び込んでいっています。

数年後経てば、今度は優秀なマネージャが流れていくのではないかと私は思っています。


「いや、私は別に会社での評価も普通だし」


なんて思う人がいるかもしれませんがそれは間違いです。なぜかというと、日本の大企業で「普通に」働いているマネージャはその時点で平均以上だからです。

私は前の会社で、俗に言うソリティア社員のようなマネージャもたくさん見てきました。そういう人を横目に「普通の」マネージャ達は激務をこなして彼らの分の食い扶持を稼いでいます。


多分あなたは、あなた自身が思っているよりもよっぽど優秀です。

多分あなたは、あなた自身が思っているよりもスタートアップの会社で重宝されます。

だから騙されたと思って、一度そういう会社に勤めている人に話をしてみてください。


唯一捨てなければいけない考えは「自分より年下が社長や上司なんて耐えられない」という考えです。年齢の上下で仕事の上下を決めるのは間違った考えなので捨ててください。
それを捨てられない人は、残念ながらどんなに優秀でも採用してはもらえないでしょう。