http://blogs.yahoo.co.jp/nonakajun/777584.html
はてなブックマークで相当量の批判コメントがついていますね。
私もコメントで「有害」と書きましたが、「なんで有害なの?」と考えるとパッと上手く説明できない。
そこで、このトラックバックのやり方が本当にまずいのかを自分なりに検証してみました。
結論から言うと、その記事を元に書いているかどうかがトラックバックの価値を決めると思いますので件のトラックバック法はやっぱり有害だと思います。
しかし、正直主観で判断してる部分がかなりあり論拠としてはまだまだ不十分です。
以下検証。
まず、マルチポストについて考えます。
マルチポストは「有害」とみなしていいと思います。
理由は色々ありますが、ここでは「同様の記事を繰り返し読むことによる人的リソース(時間リソース)の無駄になるから」としておきます。
次に、TBスパム(以下TBS)について考えます。
これは、ブログの記事とは全く関係のないブログからリンクを送られてくるわけで、勘違いしてリンク先に行った人は記事と全然関係ない内容にがっかりするでしょうし、リンクに飛ばなくてもその見た目は不快感を与えます。
故にTBSは有害とみなしていいでしょう。
では、件のトラックバック(ここではさかのぼりトラックバック(go back track back:GT)としておきます。)はどうでしょうか。
GTは、記事の内容に関係あるという点でTBSとは大きく異なります。
しかし、問題は「GTは「記事の内容」には関係はあるものの、「記事そのもの」には直接の関係はない」という点にあると思います。
(この辺から主観入っててあまり自信ない)
当たり前の話ですが、普通ある記事を読むときは、理由はどうあれ「記事そのもの」を読みたいと思って読んでいるはずです。
そして、その記事を元に何を書いたか知りたいからTB先に行くはずです。
記事の内容について興味がある人は以下の行動を取ると思います。
- 記事自体にリファレンスとして貼られたリンクをたどる
- 別に検索をかける
そもそもその記事の内容についてより詳細な記述があるページからTBされるなんてあまり考えつかないのではないでしょうか。
「記事の内容に関係するものであることに意味はなく、その記事をリファレンスとして書いているかどうかがTBの価値を決める」
というのが私の主張です。
もしGTが流行した場合はどうなるか。
TB一覧には記事の内容に関係はしているものの記事とは直接関係なく(ようは「おとなり日記」みたいなもの)、TBの価値は著しく低下するでしょう。
そして、TB自体を禁止するブロガーが出てきます。
最終的にはTBがマナー違反となってしまうでしょう。
……悲観的過ぎですかね?
まあとにかく、ここでは結論として「GTはTBSと同じく有害である」としておきます。
何度も書いてますが、結構主観入ってるので賛成する人も反対する人も色々とツッコミどころがあるでしょうが、その辺は色々と考えてみて下さい。
決して鵜呑みにはしないで下さい。
私個人としては、TBは記事のリファレンス先に送ってもらうのが一番いいと思うんですけどね。
あと、多分10年かそこらもすればネットの常識なんてまたガラッと変わると思いますよ。
その頃は私が「トラックバックは積極的に送るべきだ!」なんて声高に主張してるかもしれません。
人間なんていい加減です。