研究用にwikiを活用する

先週火曜日に最初で最後の雑誌会(論文紹介)が終了しました。

それなりに好評だったのでほっとしましたが、このときwikiを大いに活用させていただきました。

wikiは、プリントしにくいという欠点を除けば研究にも結構活用できると思います。


私の場合は、基本的に読んだ論文の概要やアブストの訳をまとめたりするときに使用していました。

なにせhtmlやTeXのように、面倒なタグ打ちをすることなくアンカーやリンクを貼れるので、注釈をつけたりリファレンス先の論文に直接リンク貼ったりということが容易に行えます。

今回の論文紹介では、全訳をwikiに記録しました。
ページ構成は以下のように行いました。

  • 論文のトップページ
    • 目次(#Contentsで一発)
    • アブスト
    • 各項目(イントロやディスカッション等)別に分類、ページを作成
      • 段落別に訳を分ける
    • 進捗状況(#comment)

特に最後の進捗状況を記録していると、研究の合間合間に論文読んでも、作業の再開にかかる時間はかなり短縮されました。

訳は英語・語学の学習情報サイト「スペースアルク」:アルク(以下アルク)を大いに活用させていただきました。

訳を行うときには以下の点に注意しました。

  • 訳に自信がないところには注釈で原文を載せて後で検討する。
  • 意味のわからない、おそらく専門用語と思われる単語がでてきたら以下のように行動する。
    • 日本語に訳さなくてもなんとか意味が取れそうな場合→そのまま訳を続行。ただし訳が曖昧なことを注釈なりなんなりで示しておく。
    • 訳がないと意味が全く取れない場合→即座に調べる。専門用語の場合アルクでも載ってない場合が多いので、その場合はGoogleで検索し、使用事例を探す。うまく行けば日本のサイトにひっかかって訳もわかるかもしれない。


とまあ、こんな感じで活用していました。


1つ不満があるとすれば、プリントアウトについてです。

そのままでは余計なものまでプリントしてしまうので、テキストにコピーしてプリントしました。


まあ不満といえばそれくらいで、私としては導入して成功だったように思います。


使用したwikiはpukiwikiでした。



おまけ。


id:pho氏のサイドバーではじめて@wiki( アット ウィキ )無料 wiki レンタルサービスなるものを知りました。

これだけwikiが有名ならレンタルサービスやってるとこがあったって不思議でもなかろうに、なぜそれを検索することを思いつかなかったんでしょうねー。

WinXP,MacOS 10.3 Panther,SuSE Linux9と、3つのOSにそれぞれPHPpukiwikiをインストールするという七面倒くさいことをやってしまいました。

おかげでphpのインストール方法を習得することができましたが。