第一級殺人弁護

第一級殺人弁護 (講談社文庫)

第一級殺人弁護 (講談社文庫)

4月28日に京都行の新幹線の中で読みました。

いわゆるリーガルサスペンスというやつで、弁護士が仕事上遭遇する様々な問題を解決するという短編集です。

良くも悪くも2時間ドラマ的です。

マンガ的と言ってもいいかもしれません。

現役の弁護士の作品ということで、おそらくここに書いてあることの多くが作者が実際に体験してきたものを題材にしているのでしょう。

なんか愚痴多くて森博嗣みたいですが、専門家の書く文章にしては非常にわかりやすく、読みやすいです。

扱ってる題材は外国人労働者やDV、DNA鑑定など、今では一般的なものばかりなので、目新しさはなくともとっつきやすい作品となっています。

ちょっと展開が都合よすぎる部分もありますが*1、まあそれも読みやすさの一つと思えば気になりません。

横浜が舞台というのも(自分的に)ポイント高いです。



まあ新幹線に2時間乗っている間に読了して感想書ける程度の分量ですので、軽い読み物したいときはどうぞ。

*1:あまりに都合よすぎるから金田一でも読んでるかと思った