大空魔術:浮いていたのは曲と曲名
大空魔術を聴いていると、どうもストーリーが浮いているような気がしてならなくなってきました。
曲と曲名はいかにも宇宙という感じで、聴けば聴くほど宇宙(っていうか、宇宙ステージ?)を想像できるのですが、どうもそれとストーリーが合わない。
なんでだろう、と考えているときに、はっと気がつきました。
「ああそうか、浮いているのは曲の方か」
と。
考えてみれば当然のことです。
なぜなら、この大空魔術で表現されている「宇宙」は蓮子とメリーが想いを馳せている宇宙、想像の上の宇宙なのですから。
おそらくルネのような学食カフェの片隅で、二人は宇宙旅行の話に花を咲かせているのでしょう。
これはリアル。
しかし曲が表しているのは「バーチャルな」宇宙なのです。
今回の曲も、実は今までと同じテーマ*1、「リアルとバーチャル」について語っていたんですね。
それに気づくと、大空魔術の曲がより一層「楽しい」曲となりました。
何せそれは本物の宇宙じゃない。
想像してできた宇宙ですから、楽しいに決まっています。
満員電車に揺られていても、この曲を聴くだけで遠い宇宙に想い馳せることもできるんですね。
ていうことを「七竈」読みながら思いついた私はなんなんでしょうね。