大空魔術:浮いていたのは曲と曲名

大空魔術を聴いていると、どうもストーリーが浮いているような気がしてならなくなってきました。

曲と曲名はいかにも宇宙という感じで、聴けば聴くほど宇宙(っていうか、宇宙ステージ?)を想像できるのですが、どうもそれとストーリーが合わない。

なんでだろう、と考えているときに、はっと気がつきました。

「ああそうか、浮いているのは曲の方か」

と。


考えてみれば当然のことです。

なぜなら、この大空魔術で表現されている「宇宙」は蓮子とメリーが想いを馳せている宇宙、想像の上の宇宙なのですから。

おそらくルネのような学食カフェの片隅で、二人は宇宙旅行の話に花を咲かせているのでしょう。

これはリアル。

しかし曲が表しているのは「バーチャルな」宇宙なのです。


今回の曲も、実は今までと同じテーマ*1、「リアルとバーチャル」について語っていたんですね。

それに気づくと、大空魔術の曲がより一層「楽しい」曲となりました。

何せそれは本物の宇宙じゃない。

想像してできた宇宙ですから、楽しいに決まっています。


満員電車に揺られていても、この曲を聴くだけで遠い宇宙に想い馳せることもできるんですね。


ていうことを「七竈」読みながら思いついた私はなんなんでしょうね。

*1:参考リンク:[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E5%B9%BB%E6%A8%82%E5%9B%A3:title]