続・空から女の子が降ってくるネタを考える

先日の続き。

とんでもない見落としをしてました。

もう一度問題文を読んでみますと、

条件は「空から女の子が降ってくること」です。

とあります。

この「降ってくる」という言葉にひきずられて、無意識のうちに自分あるいは第三者が女の子を見るという視点で固定していました。

他の方の作品も何点か読ませていただきましたが、同様の嵌まり方をしている気がします。

この話、別に女の子視点で書いても何も問題はないんですよね。

あるいは、「女の子を見ている自分に対する周りの反応」という部分にスポットを当ててもいい。

整理します。

興味の対象
自分 女の子 第三者
自分 (1) (2) (3)
視点 女の子 (4) (5) (6)
第三者 (7) (8) (9)

前回書いたマインドマップは、主に(1)(2)の話が中心でした。

しかし他のパターンがあってもおかしくないはずです。

例えば、他の方も多用していた「女の子が大量に降ってくる」ケースと組み合わせると、空中を自由落下する中女の子達がおしゃべりしている、なんて話も書けるでしょう。

「アホかお前は。『降ってくる』だったらどう考えても女の子視点はありえないだろJK」

と仰る方はいますか?

それでしたら妄想オチと組み合わせれば問題ありません。

パターン(5)

「あーもう超最悪!3日連続なんだけど!」
「早く終われよって感じー」
「月曜とかほんとやめてよー。私朝弱いのにー」
「東京駅とかに降るとリーマンのオッサンやジジイがウザいんだよねー」
「こっちだってウザがられてるよ。東京はどこもそう」
「ともこー今日は高層ビルとかにひっかかんなよ。あれ回収するの大変なんだぞ」
「田舎だとじーさんばーさんが天の恵みだなんだって喜ぶのにね」
「ねえ知ってる?田舎に降ると捕まえられてそのまま息子の嫁にされるらしいよ」
「超うぜー! それでヒゲ面のデブと一緒に仲良く稲刈りとかしたりすんの?」
「私ちょっと憧れるかも……」
「「「マジで?」」」



「……なんて会話してんのかなあ、あいつら……」
「たけし、下らないこと言ってないでさっさとご飯食べて学校行きなさい!」
外は一面娘景色だった。
「……昨夜から降り始めた女の子はだんだんと激しさを増し……この冬一番の本降りとなるでしょう……気象庁の発表によりますと、今年は記録的な娘冬(にゃんとう)になることが予想され……」