第16回The Economist読む隊感想
3回も前の例会なんて最早うろおぼえ。
http://ecotai.g.hatena.ne.jp/keyword/%5B%E7%AC%AC16%E5%9B%9E%5D
基本情報は上記参照。
Face value(Ian King, BAE Systems)
8パラグラフ。
P1
昨年5月、BAEシステムズCEOマイク・ターナーが汚職疑惑で米司法省にとっつかまった。
その6週間後、イアン・キングはCEOに就任する。
このBAEシステムズという会社は、サウジアラビアへの兵器供給計画"al-Yamamah"にまつわる黒い疑惑の只中にもあった。
P2
会長のディック・オリバーはちょっと前から会社の評判を回復するために色々頑張ってた。
ターナー氏が捕まったのを機に、外部から人呼んで会社全体の道徳観を立て直そうとすることが期待された。
が、結局CEOになったのは唯一の内部からの候補者、キング氏だった。
本当に会社の倫理観を建て直す気があるのか、疑われた。
P3
キング氏は76年にMarconiという、英国最大の産業コングロマリットGECの防衛電機系の子会社の会計士補として働き始めた。
90年代後半、防衛産業における経営統合の波により、MarconiはBAEシステムズの一部に組み込まれていった。
P4
GECでは高い基準の道徳観を持って仕事することを求められていた。しかし、BAEシステムズは全くの正反対で、海賊的ともいえた。キング氏はBritish Aerospaceのトップ、ジョン・ウェストンが気に入らなかった。
P5
これまでは安定した成長を続けてきたBAEだったが、今後はサウジも使うことができず、各国の緊縮財政にともなう兵器調達計画の見直し・キャンセルなどにより、会社にとって試練の時代が始まるだろう。
P6
キング氏は平然としているようだ。巨大な「プラットフォーム」販売からサポートビジネスに転換したり、現代戦に対応した兵器の販売でいけると思っている。相変わらず"al-Yamamah"やそれ以外のプロジェクトにも国の監視がついているが、キング氏はあれこれと社員の道徳的責任感を向上させようと努めている。
P7
とりあえず全社員に行動規範集みたいな冊子を渡して持ち歩かせてみた。
フリーの道徳ヘルプラインも設置してみた。
P8
兵器売りが道徳語るなんて、って嘲るのは簡単だ。しかし、評判を落とすリスクや契約を落とすリスクを低くすることはできるし、株主達も支持してくれる。
「もし他の会社が『いつも通りの』やり方でサウジにビジネスを仕掛けてきたら?」
「そのときはサウジも決断しなきゃならないだろうね」
感想
- 今までのFace Valueの中ではかなり地味な話。
- フリーのヘルプデスクとか設置したって、今まで相当黒いことやってきたんだろうし、ほいほいと電話かける人がいるんだろうか。
Politics this week
- フカ!
- 終わり。
- フカヒレはフグのヒレ