emacs の rest-mode のバインディング

id:ymotongpooのreST記事は素晴らしいのですが、現在の rst.el のバインディングは記事を書いたときよりも大分変わっているようなのでまとめておきます。

ヘルプのバインディング一覧から引っ張ってきただけでろくにチェックしてません(一応一通り動作確認はしましたが)。
多分そのうち更新すると思います。
DL版 rst.el と MacOS X Lion 付属 rst.el とでバインディングが違っていたので更新しました(2011/12/26)

基本系

キー(MacOS X Lion 標準付属) キー(DL版) 関数名 説明
C-=, C-c C-=, C-c C-a C-=, C-c C-= rst-adjust 見出しレベルの変更
C-c C-n C-M-a rst-forward-section 次の(下の)見出しにジャンプ
C-c C-p C-M-e rst-backward-section 前の(上の)見出しにジャンプ
C-c RET C-M-h rst-mark-section その見出し内全体をリージョン指定。繰り返し押すと、次の見出し内の文章を含めていく
C-c C-c -- comment-region リージョンをコメントアウトする
C-c C-d C-c C-r C-l rst-line-block-region 指定したリージョンの各行の先頭に縦棒を入れてくれる
-- C-c C-r rst-shift-region 指定したリージョンをインデントする
C-c C-l -- rst-shift-region-left 指定したリージョンを右インデントする
C-c C-r -- rst-shift-region-right 指定したリージョンを左インデントする

コンパイル系

キー(MacOS X Lion 標準付属) キー(DL版) 関数名 説明
C-c 1 C-c C-c C-c rst-compile コンパイルコマンド。ここから make html と実行することも可能
C-c 2 C-c C-c C-a rst-compile-alt-toolset コンパイルコマンド。C-c C-c C-c とは異なるツールセットを使うことができるらしいが詳細は不明
以下、MacOSX Emacs では動かなかったもの
キー(MacOS X Lion 標準付属) キー(DL版) 関数名 説明
C-c 3 C-c C-c C-x rst-compile-pseudo-region 説明によると、リージョンで指定した範囲を XMLレンダリングしてくれるらしい。指定しない場合はバッファ全体。これもうまく動かない
C-c 4 C-c C-c C-p rst-compile-pdf-preview pdf にコンパイルしてプレビューできるようだがうまく動かない
C-c 5 C-c C-c C-s rst-compile-slides-preview スライドにコンパイルしてプレビューできるようだがうまく動かない

目次(Table Of Contents)系

キー(MacOS X Lion 標準付属) キー(DL版) 関数名 説明
C-c TAB C-c C-t TAB rst-toc-insert 目次をテキスト形式で挿入する
C-c C-f C-c C-t C-j rst-goto-section 目次の該当見出しの上にカーソルを合わせてキーを入力すると、該当見出しにジャンプしてくれる。なぜかその見出しテキストを別の場所にコピーしても、そこからジャンプ可能。しかし手で入力したテキストからはジャンプしない
C-c C-t C-c C-t C-t rst-toc 別バッファで目次を表示する。クリックすると該当見出しにジャンプ
C-c C-u C-c C-t C-u rst-toc-update 目次を更新する

リスト系

キー(MacOS X Lion 標準付属) キー(DL版) 関数名 説明
C-c C-b C-c C-l C-b rst-bullet-list-region 指定したリージョンの各行の頭にアスタリスクをつけてリストを作る……はずなのだが、なんかまともに動かない
C-c C-v C-c C-l C-c rst-convert-bullets-to-enumeration アスタリスクによる単純なリストをリージョンで範囲指定してから実行すると、数値つきリストに変換してくれる
C-c C-e C-c C-l C-e rst-enumerate-region 指定したリージョンを数値つきリストに変えてくれるらしいが、これもまともに動かない
-- C-c C-l TAB rst-insert-list 様々なフォーマット及び数値範囲で数値つきリストを挿入してくれる……のだが、キーバインディングは機能していない。M-x rst-insert-list で実行すること
C-c C-w C-c C-l C-s rst-straighten-bullets-region 複数のフォーマットで書いてしまった数値なしリストをマージしたリージョンを指定して実行すると、一つのフォーマットに統一してくれるらしい……が、肝心の複数フォーマット数値なしリストの機能がないので動かない模様

階層構造系

キー(MacOS X Lion 標準付属) キー(DL版) 関数名 説明
-- C-c C-a C-d rst-display-adornments-hierarchy 見出しの階層構造一覧を表示してくれる。reST の階層構造は覚えにくいので地味に便利
C-c C-h -- rst-display-decorations-hierarchy 見出しの階層構造一覧を表示してくれる(MacOSX版)
-- C-c C-a C-s rst-straighten-adornments よくわからないけど見出しのフォーマットを自分の環境の形式として整理するための機能らしい。他人が作ったファイルをコピーしてきた場合に便利だとか
C-c C-s -- rst-straighten-decorations rst-straighten-adornments の MacOSX