2021年版のFreeleticsガイドができました!この記事より新しいので、そちらを参照してください。
Freeleticsは、言い訳をさせないことに特化した、硬派なAIパーソナルトレーナーアプリです。とりあえず3ヶ月(15週間)続いたので、紹介してみることにします。
Freeleticsは、ユーザにとって最適なトレーニングプランを提供してくれる、いわゆるAIパーソナルトレーナーアプリです。数分単位の短い時間にきついトレーニングをこなす、いわゆる高強度インターバルトレーニング(HIIT)をベースにしています。
長所1: 部屋の中でできる
2m * 2m のスペースさえあれば、部屋の中でトレーニングができます。感覚的には、0.9m * 1.8m のヨガマットを引き、その上に立った状態で自分の腕を自由に振り回せるくらいのスペースです。
ヨガマットは買った方がいいです。自分の体と床の両方を傷つけずに済みますし、階下への振動を押さえるためにも必要でしょう。
私は、定番のALINCOのマットを使ってます。
ALINCO(アルインコ) エクササイズフロアマット EXP150 床面保護 衝撃吸収 滑り止め
- 発売日: 2012/04/05
- メディア: スポーツ用品
外に出なくていいということは、身支度を一切する必要がないということです。簡単なスポーツウェアを着るだけでいいので、気軽にスタートできます。
例えば、スキッピングジャンプ(要するに足踏み)は基本的な運動の一つですが、このような感じでその場でできる運動が揃っています。
長所2: 時間が短い
ウォーミングアップとクールダウン含めて20-30分程度で、一番きついメインのトレーニングは5-10分程度。短い場合は3分で終わります。
近所のジム行ってちょっと運動して帰ってきたり、ランニングしたりしても、移動時間や着替えなども含めて1時間はかかることを考えれば、圧倒的に時間が短いです。
長所3: 自分だけのトレーニングメニューを作ってくれる
ウェイトトレーニングをやると、どうしても「次に何をするか」を考えながらやらなければならず、それが結構面倒と思っていましたが、Freeleticsを使えばメニューは全部自分用に作ってくれるのでトレーニングメニューを考える必要がありません。
今日は腹筋メインだったので明日は足メインのメニューなど、ちゃんと順番を考えて作ってくれます。
面白いのは、ウォーミングアップもその日によって変えてくれるので、飽きがきません。
長所4: 言い訳させない
今日は時間が15分しかない、出張中なので器具がない、など色々な「言い訳」に対応してメニューを変えてくれます。とにかく「言い訳させない」ことを目的しているのがよくわかります。
もし筋肉痛だったとしても、その部位を使わないという選択ができます。「諦めるという選択肢はありません」というキャッチフレーズの通り、言い訳させない仕組みがたくさん備わっています。
欠点
もちろん良い点ばかりでもありません。私が気になった点をいくつか挙げておきます。
価格
年間1万円。自分としてはトレーニングジム行くことに比べたら圧倒的に安いと感じたので即購入しました。
Freeleticsを始めてみたいという人は、下記のリンクから購入すれば20%オフで買えます。 Coach と Nutrition (食生活改善)の二種類が出てきますが、Nutrition は自分は試していません。運動だけなら Coach で十分と思いますが、誰か Nutrition を試した人がいたら感想教えてください。
https://www.freeletics.com/r/124871187
14日間の返金期間がありますので、気になったら一週間くらい試してみるといいでしょう。
トレーニングの流れ
コース選択
最初に、運動の目的について質問されますが、その選択内容によって推奨されるコースが変わります。私が選んだ場合では以下の6種類が表示されました。
このコースは、ダイエットしたいという人から筋肉をつけたいという人まで、色々な目的に合わせることができます。
私が表示されたもの以外の全てのメニューについては後述します。
目標選択画面
初級編: スタートストロング
カロリー燃焼
バランス燃焼
筋力&スタミナ
筋トレダイエット
ハイブリッド筋力
(2019/06/05 追記) Freeletics のヘルプに、コース一覧があったので簡単にまとめました。
Choose your Freeletics Training Journey – Help Center
ダイエット目的
トレーニングコース名 | 有酸素運動 | 筋力 | コース期間 | 説明 |
---|---|---|---|---|
スタートストロング/Start Strong | ■□□ | ■□□ | 6週間 | 初級者や長期間運動してなかったけど復帰した人向け。インターバルトレーニングメインで、持久力と筋力を手に入れるのが目的 |
カロリー燃焼/Cardio Burn | ■■■ | ■□□ | 12週間 | 初級者や長期間運動してなかったけど復帰した人で、易しめの運動でレップ数多めで、有酸素運動メイン。ライフスタイルを変えるのが目的 |
バランス燃焼/Balanced Burn | ■■□ | ■■□ | 12週間 | 有酸素運動と筋力トレーニングがバランスよく混ざっている。易しめでレップ数多めの運動と、難しくてレップ数少なめの運動が混在。ダイエットの目標体重達成を支援するのが目的。 |
筋トレダイエット/Shred & Burn | ■□□ | ■■■ | 12週間 | 筋力の限界を試し、脂肪の最後の一絞りを実現し、6つに割れた腹筋を獲得するためのコース。難しくてレップ数少なめの運動がメインで、爆発的な筋力トレーニングも含み、しばしば難しい高強度のトレーニングが含まれる。懸垂バー推奨 |
運動目的 (あるレベルのスポーツの経験やトレーニング経験があり、運動能力を高めていきたい人向け)
トレーニングコース名 | 有酸素運動 | 筋力 | コース期間 | 説明 |
---|---|---|---|---|
Fit For Life | ■■□ | ■■□ | 6週間 | Freeleticsの基礎を学び、身体を若く活動的に保つためのコース。比較的低強度の運動と短時間のメニュー。ランニングありを推奨 |
Legs, Curves & Core | ■■□ | ■■□ | 12週間 | (女性向け) 脚とお尻と体幹の運動をメインとした、強靭でパワフルな引き締まった身体を作るためのコース。レップ数多めのインターバルトレーニングで、引き締まった体型を手に入れるのが目的。 |
Active Endurance | ■■■ | ■□□ | 12週間 | 持久力とスタミナを試すための、速いペースの有酸素運動メインのコース。スプリント&ランニング推奨。 |
筋力&スタミナ/ Strength & Stamina | ■■□ | ■■□ | 12週間 | 有酸素運動と筋力トレーニングがバランスよく混ざっている、全身運動のコース。健康的なライフスタイルを維持するのが目的 |
Everyday Strength | ■□□ | ■■■ | 12週間 | 技術的に高難易度の運動を行い、筋力の限界を試すためのコース。レップ数少なめで爆発的な筋力トレーニングがメイン。しばしば難しい高強度のトレーニングが含まれる。懸垂バーを強く推奨 |
Freeletics Hardcore | ■■■ | ■■■ | 8週間 | 十分な経験を積んだアスリートが、身体的・精神的な困難に立ち向かうためのコース。上級者向けの高強度の運動を含む。このコースのみ、最終週はクールダウンのためそれまでの週よりも軽くなる(Hell Weekがない)。懸垂バー必須 |
筋トレ目的
トレーニングコース名 | 有酸素運動 | 筋力 | コース期間 | 説明 |
---|---|---|---|---|
Explosive Strength | ■■□ | ■■□ | 12週間 | 技術的にも身体的にも難易度の高い運動と、高強度の有酸素運動の混ざったコース。懸垂バーを強く推奨 |
Everyday Strength | ■□□ | ■■■ | 12週間 | 筋力の限界を試すためのコース。レップ数少なめで爆発的な筋力トレーニングがメインで、最後の1レップを絞り出すのが困難なトレーニングを含む。懸垂バーを強く推奨 |
コースの実施
週のはじめにメニューを決めます。毎週何日トレーニングするかを選ぶことができます。
また、利用可能な器具(懸垂バーなど)も選ぶことができますので、自宅に懸垂バーがある人も安心です。
1日のメニューにはウォーミングアップからクールダウンまで含まれているので、寝起きにいきなり開始できます。
もし時間がない場合や出張中でいつもと環境が違う場合でも、その日だけの特別メニューに変更されます。
一つのワークアウトを完了すると、フィードバックを送ることができます。どれだけきつかったかを5段階評価で、正しいフォームでできたかを5段階評価で送ります。フィードバックの結果は翌週のメニューに反映されます。
12週間(初級のみ6週間)の最終週はヘルウィークが待っています。この週は毎日(つまり7日)連続でトレーニングしなければいけません。といっても、トレーニングの負荷そのものは通常時とさほど変わらないので、名前に反してそこまで怖いメニューではないです。
12週間のコースが終わると、また最初に戻り、5つのコースタイプから選んでいきます。