プロダクトを作るプリセールス
営業から開発まで幅広く仕事をし続けて1年近く経ちましたが、そうした仕事の中で「自分のロールを一言で説明するなら?」とふと考えました。
営業もこなすエンジニアなのか、コードを書くプロダクトマネージャーなのか、あるいは単なる一開発者なのか。切り口によって表現は様々です。
その中で、「プロダクトを作るプリセールス」という言葉が自分には一番しっくりくるなと感じました。
プリセールスを指す肩書は会社によって異なります。セールスエンジニアだったり、セールスコンサルタントだったり、ソリューションアーキテクトだったり、色々な名前がありますし、その役割も会社によってまちまちです。
昔ながらのプリセールスは営業の指示の元でデモを作ったり技術質問に答えたりRFPを執筆するような、知的作業担当者という側面が強かったでしょう。
一方、自分にとってのプリセールスとは、ある特定の分野についてお客様が真っ先に相談したくなるコンサルタントであり、単なる作業担当者ではありません。
この1年を通してコードを書く能力やプロダクトを作る力はそれなりに身についてきましたが、お客様と話をしてお客様の課題をどう解決していくかを中心に考えることが自分の基本であり、自分の軸足はあくまでプリセールスであることを再認識しました。
だから、自分を一言で言うなら「プロダクトを作るプリセールス」なのだと思うようになりました。
お客様の課題を解決するためにプロダクトを作っているなら、プロダクトマネージャーでもいいのではないか?とも考えたのですが、これは単に自分の経験からくる自己認識の問題なのだろうなと思っています。
私はプリセールスとしてのキャリアは長いですが、プロダクトマネージャー専任としての経験はありません。
同じような仕事をしている人でも「自分はプリセールスもこなすプロダクトマネージャーだ」と自己認識している人はいることでしょう。
来年も引き続きコードを書いたり営業をしたりと幅広く仕事をしていきますが、もう一度自分の根幹となるロールであるプリセールスについて勉強し直しながら、少しプリセールスそのものの話を発信していこうと思っています。
その中で、プリセールスの仕事についてのノウハウ・経験の共有や、プリセールスの関連本などの紹介を行っていく予定です。
このブログで記事を書いていくかもしれないし、別のブログを作るかもしれません。あるいはブログ以外の媒体を使うかもしれません。
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