夏なので天一冷麺を作ってみた
id:d_pressure が3ヶ月の半島任務を終え帰ってきたので、一緒に食事をすることにしました。
何が食べたいと聞くと「天一」と即答するという、相変わらずの中毒っぷりを見せてくれます。
どうせなら師匠もやったことのない天一料理を作りたいという話になりました。
「とりあえず夏だし冷麺でも作ってみない?」
私が冗談で提案したこのアイデアに、d_pressure も id:pho も喜んで賛成してしまいました。
かくして、我々の新たな挑戦が始まったのです。
日時 | 2010/07/04(日) 12:00-16:00 |
場所 | shiumachi邸 |
出撃メンバー | id:pho,id:d_pressure,id:shiumachi |
材料
- 天一お持ち帰りセット×1(2人前)
- 冷やし中華セット×1(2人前)
- 麺が欲しかっただけ。麺だけ確保できればそれでよし
- ネギ 1/2本
- 海藻 適当
- なければワカメでいい
- たまご 3つ
- きゅうり 1本
- もやし 1袋
- チャーシュー(と書いてあるスーパーのハム) 1パック
- 唐辛子 適当
- 味噌 適当
これで材料費一人600円×3人=1800円ぐらいで、4人分できちゃいました。
普通に天一食べるより安いです。
作り方
(1) 天一を冷蔵庫に「立てて」保存しておく
最初にして最重要の工程です。
この工程により、油が分離した状態で固まります。
料理前日の晩から冷やしておきます。
(2) 封を切って油の部分を捨てる
(1)の工程のおかげで、油を切り離すことは容易です。
うっすらと2層に分離しているのがわかりますか?
私はこの油の量を見て、天一一食799kcalという数字に納得がいきました。
「油の部分がうまいんだよ!」という人のために、一応とっておくとベターです。
写真は分離後のスープ。
妙にふるふると震えてるし、何かとんでもないものを生み出してしまったのではないかとメンバー一同戦慄しました。
(3) 具の用意
まず海藻は戻しておきます。
もやしはゆでておきます。
きゅうり、ネギ、チャーシューは冷やし中華っぽく切ります。
卵は半熟卵にします。こちらのページの作り方をそのまま実行しました。
- 鍋に水を張り、卵を入れて火にかける
- 沸騰したら火を止め(フタをしておくこと)、3分30秒待つ
- 3分間水で冷やす
- 殻をむく
1枚目の写真の右にあるのが、先程分離した油です。
できた具から冷蔵庫に入れ冷やしておきます。
(4) スープを作る
鍋に、先程分離したスープの塊を放り込んで弱火で溶かします。
火を止めます。
味噌、唐辛子、天一についていた醤油ダレ(1人分だけ!)を入れます。
味噌は写真のサイズのスプーン(カレースプーン)2杯分程度でしたが、味を見ながらやっていたので正確な量はわかりません。
味つけが完了したら、濡れたタオルの上などに置いて自然冷却します。
冷蔵庫でもよかったのかもしれませんが、スープが固まるのが怖かったのと、他の麺や具で冷えるからいいだろうと判断したため常温冷却にしておきました。
食事風景
見た目はうまくできました。しかし問題は味です。
おそるおそる食べてみると……うお、普通にうまい!
見た目もきれいで、さっぱりしてて、でも味が天一というこの不思議体験!
メンバー全員、喜んで食べてました。
感想
今度こそ失敗すると思ってたのですが、またもや大成功。
夏の食事にふさわしい、非常にさっぱりとした料理になりました。
「さっぱりしてるのに天一味」
というこの不思議な感覚は、食べてみないと分からないと思います。
だまされたと思って、是非一度試してください!
ただし、今回は味見をしながら慎重に味つけをしたので調味料のレシピがありません。
濃すぎると全てが台無しになってしまいますので、くれぐれもお気をつけください。
EXステージ
id:marqs が晩に訪ねてきたので、ちょうど1人分余っていた天一冷麺を食べさせてみました。
もう大感激で、絶賛の嵐でした。
そして彼は、この天一冷麺の作り方を聞くやいなや、早くも次のテーマ「天一冷しゃぶ」を提案するのでした。
天一冷麺の作成によって、「天一は油を分離しても天一」ということがわかりました。
これだけで、創作できる料理の幅がグンと広がりました。
あの油がネックになって作れなかった料理が、一気に作成可能になったのです。
我々は、天一料理の新たなフロンティアへの第一歩を踏み出したのです。
その第一段として「天一冷しゃぶ」を実施しようと思います。(実施しました)
この次回予告をもって、今回の締めといたします。