いつも思うのですが、面白い作品を作り続ける人は、本当に過去を切り捨てるのがうまい。
それは多分、
「自分が本当に表現したいものは何か?」
というポリシーをちゃんと理解して、持っているからなのだと思います。
例えば、今回のボムはカットインもなく、スペルカード名もありません。
はっきりいって地味です。
それでも、今回の製作コンセプトである「テンポの良さ」を出すために
ボムは邪魔だったことをおまけ.txtで明言しています。
STGとして、原作としての東方を離れたところで、キャラクター同士の会話などばかりが
注目されている東方ですから、おそらく「もっとストーリーを増やせ」とか
「このキャラを出せ」とか色々と登場キャラやお話についての、すなわち
ゲームの本質とは関係ない部分についての要望は多くあったとは思います。
ZUNさんはそういった要望に振り回されず、自分のポリシーで必要かそうでないかを
取捨選択しています。
全く、感服する限りです。
並みの創作者であれば、出来る限りファンの要望に沿うよう努力してしまうでしょう。
(それがいいか悪いかは別問題)
「面白い作品を作り続ける人は、本当に過去を切り捨てるのがうまい」
今回の風神録をプレイして、あらためてこの思いを強くしました。
最後に。
初見Normal霊夢B(針巫女):2ミス5ボムぐらい