http://www.sendenkaigi.com/cac50th/
宣伝会議の50年が一目で分かるらしいです。
で、見てきました。
1950年代から2000年代まで、その時代を象徴するかのようなキャッチコピーのオンパレード。
90年代はわりと懐かしい感じ、00年代は逆にわからないのも多い感じ(テレビ見なくなったから?)
単なるコピーから、広告そのままの展示まで色々とあって、
ただざーっと眺めるだけでも楽しいです。
…まあ楽しむだけじゃもったいないので少し思考してみました。
思ったのは、「昔も今も大して変わらない」ということですね。
1950年代のキャッチコピーを見ていると、当時どういう需要があったか、あるいは
どういう需要を喚起したかったかがよくわかります。
これが、今(00年代)と大して変わりないんですよね。
一番印象に残ったのが、以下の広告。
「1部屋、2あかり、3コンセント」
(松下電器、1967年)
つまり、新しいライフスタイルを提案することで最新の製品・技術の
購買意欲を高めようというCMですが、同じようなことって今もやってますよね。
展示会などにいけば、家中の家電をネットワークでつないだり、世界中の人と
会議をし、資料を手渡しするかのように通信するなんていうライフスタイル、
ワークスタイルの提案はそこかしこにあります。
つまりは、どんなに技術が進歩しても人間がやってることって大して変わって
いないんですよね。
しかしそれがまさにその時代にマッチすると、大爆発する。
これこそ前回話したような、「出会いのタイミング」です。
このような分析をふまえて、もしなんらかの「足し」になるようなアクションを
提案するとしたら、
「新しいことをして成功したいと思ったらまず昔を勉強する事」
これに尽きるのでしょうね。
……なんだ、単なる温故知新、全く新しいこと言ってませんね。
まあ温故知新を持ち出す事自体が温故知新だと思ってください^^;。