部屋の大掃除していたら明らかに自分のものじゃない、
家族が勝手に置いた本が多数出てきたので一気に読んでみました。
方法
- 目次を読む。2行/1秒程度のペース。
- 本文を読む。1ページ/1秒程度のペース。
- 目次を読む。最初と同程度かやや遅いペース。
- 本文を読む。0.5ページ/1秒程度のペース。
1ページ40行、目次5ページ、本文300ページの本だと、
40/(2/1) * 5 + 1/1 * 300 + 40(2/1) * 5 + 1/0.5 * 300
= 1100
20分弱で読める計算になります。
さらに「10分で感想を書く」という制約を加えると、30分で一つの読書記録が出来る計算です。
世界地図から地名の起源を読む方法
世界地図から地名の起源を読む方法―その地名になった、民族や地理上の意外な理由とは? (KAWADE夢新書)
- 作者: 辻原康夫
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 新書
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読む方法って書いてますけど、地名の語源を色々と並べているだけのように見えます。
もちろんたくさんの例を見ることで法則がある程度わかるというのはありますけど。
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカと世界中の著名な地名、都市名等について色々と語源が書かれています。
世界史の知識があるとより一層楽しめる本ですね。
面白かったのはアメリカの地名。
適当地名がやたら多いそうです。
テネシー州ディフィカルト(difficult)、ミシシッピ州ホワイノット(why not)なんて都市もあるみたいです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Whynot%2C_Mississippi
このホワイノット、都市名を決める際にみんなが口々に
「〜〜、why not?(〜〜という名前でいいじゃないか)」
と言い合っていたところ、誰かが
「why not, why not?」
と口走ってその勢いで決定してしまったとか。
本当かと疑いたくなりますが、歴史なんて案外そんなものなのかもしれませんね。
経営者、15歳に仕事を教える
- 作者: 北城恪太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: 文庫
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元日本IBM会長の北城さんが中学生向けに書いた経営の本。
実際に中学校で教壇に立っている(た?)らしいので、おそらく「中学生向け、と自分が思い込んでいる」類の本とは違うということなのでしょう。
内容は北城さんのビジネスマン生活の自伝的部分と、それを元にした経営論。
取り立てて奇抜なことを言うわけでもなく、経営本としては地味なのかもしれませんが、非常に平易な文で読みやすくわかりやすい本です。
経営本やビジネス本を読んだ事がない人でも簡単に読むことができるでしょう。
文庫本にして 200p 弱と、ボリューム的にも軽いです。、
気に入ったのは、会社の風通しをよくするために、「自分は年三回しか怒らないから」と宣言したところです。
こうすることで社員は気兼ねなく問題を報告することができる、逆にいつ怒るかわからない状態だと社員は自分達で勝手に解決策を講じて、それから話を持ってくる。それじゃ手遅れになる、とのことです。
話自体もなるほどとは思いますが、何がすごいって「年三回しか怒らないから」と宣言してそれを社員が信用できることです。
つまり、それだけの強固な信頼を築き上げてきていたということですよね。
やはり実際に行動し、成功してきた人の言葉は違います。
世界一簡単な英語の本
- 作者: 向山淳子,向山貴彦,studio ET CETRA,たかしまてつを
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/12/20
- メディア: 単行本
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簡単、とは書いてあるのですが、一応最低限の英語が読める私が読むと
本当にこれで読めるのかよくわかりません。
わかりやすい構造の図を描いていたり、専門用語を使わず独自の平易な
用語を使っているのですが、本当にこれで身につくのでしょうか?
実際身につけたという人の話を聞かないとわかりませんね。
しかしいいことも書いてあります。
英語を学ぶには「読む」しかない。
(p.20)
まさにおっしゃる通り。
何でもそうなのですが、まずはやはりインプットです。
この本ではインプットの話どまりになっていますが、
私はアウトプットも必要だと思います。
食べ物と同じで、知識も食ったら出さなきゃいけないのです。
他にも本書では「繰り返し読む」「おおざっぱに意味を理解する」等の
ごくごく当たり前のことが書いてあります。
もちろん、当たり前のことしか書いていないから悪書というわけではなく、
むしろその当たり前のことをどんな人にでも教え込むという目的が
この本にはあるのでしょう。
そういう意味ではいい本なのだと思います。
……ていうか、この本最近誰かがどこかで読んでたような気がするのですが、うーん、どこで見たのだろう……?
みんな迷いがあるんです
- 作者: 大谷徹奘
- 出版社/メーカー: クレスト社
- 発売日: 1997/07
- メディア: 単行本
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なんかタイトルからして、悩んでる人の頭をなでなでして甘い言葉をかけるようなものを想像してたのですが、意外にも内容はわりと厳しい言葉が。
基本的に「人生色々あるけど全部お前が選んだ道なんだから自分でどうにかしやがれ」っていう内容です。
(執筆当時)薬師寺の坊さんなのですが、こうして内容を読むと、なるほど仏教の人らしいなと思います。
このとことんまで自分を見つめ、追究していくあたりが。
この作者、なんとポッドキャスティングまでやってます。