震災から一週間

この度の地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに
被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
私は東京に住んでいるのですが、幸いにして友人・親族等も含め特に損害を受けずに済みました。


地震の後、東京の人達の反応は様々なものがありました。
以下は一例です。身近な人から、伝聞で聞いただけの人、twitter 上で見かけた人など様々です。
もしかしたら真実でないものも混じっているかもしれません。


あわてて関西に逃げる人もいました。
仕事があるから会社にくるのは当然と言う人もいました。
原発が怖くて仕事が手につかないという人もいました。
月曜の始発で会社に来たことを誇る人もいました。
おそらく名古屋あたりに宿をとり、新幹線通勤する人もいました。
お金がもったいないという理由で関西への避難をやめる人もいました。
会社に自宅待機を命じられて家にこもって仕事をしてる人もいました。
土日に見積もりを作れと平然と言われて仕事をしてる人もいました。
地震が怖くて夜もおちおち眠れないという人もいました(私のこと)。
夜も普通に寝て、地震が起きても平然と仕事を続ける人もいました。
停電のスケジュールに合わせて子供の世話をするために生活リズムが大きく変わった人もいました。
店で食事をしてる際に停電が来ても平然とご飯を食べている人もいました。


どういう対処がいいとか悪いとかを論じるつもりはありません。
こうした反応一つ一つが人の生きる姿であり、これが寄り集まって社会を作っている、それだけのことです。


被災地ではまだ避難もままならない人が大勢います。
原発も最終的にどのような結末を迎えるのか誰にもわかりません。
被災した人たちや、救助活動をしている人たち、原発の対処にあたっている人たちのことを思うと本当に心が痛みます。
そうした人たちに対して自分にできることは何があるのでしょう?


私は「募金する」というオーソドックスな選択肢を選びました。
自分には現地で活動するスキルはありませんし、短期間で高品質な web サービスを作る能力もありません。
さらに、自分の個人的な理由によりどうしても東京を動けないという事情もあります。
一方で、通常通りに勤務して通常通りに稼ぐことは可能です。
お金は強力です。
お金で取り戻せないものもたくさんありますが、取り戻せるものだってたくさんあります。
募金はただ右から左にお金を流すわけじゃありません。
そのお金は自分の仕事から生まれたものです。
つまり、募金をすれば普段の仕事がたちまち支援活動に変わるわけです。


今も必死で頑張っている人たちに顔向けできるよう、私も精一杯自分自身の生活を続けようと思います。
余震とパニックはちょっと怖いですけど、頑張ります。