会社は2年で辞めていい

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

「また小銭目当ての下らない本か」

と言わんばかりのタイトルで、正直あまり期待はしていませんでしたが、

意外と中身はまともで、なかなかに面白かったです。

印象に残ったところは、まず勉強について。

  1. 20代はとにかく勉強すること。週5日働くなら土日のうち一日は勉強に当てること。
  2. 勉強する専門分野は学術論文を読むレベルまで到達すること。それくらいでないと仕事の役に立たない。
  3. 未知の分野を勉強する場合は入門書を数冊〜数十冊読むこと。その際は一人の著者が一冊書き上げているものを読むことが望ましい。
  4. インプットだけでなく、ブログ等を駆使してアウトプットも出すこと。バランスが肝心。
  5. 勤めながらの通学は投資でなく消費。

まあ完全にとは言いませんが、概ね理解できる内容かな、と。
特にインプットとアウトプットのバランスを取るあたりの話はわりと好きですね。
ちょっと占いの話になりますが、算命学の世界でも全てのものは出す事で入ってくるといいます。
それはお金であっても、知識であっても、愛情であっても。
出ると入る、どちらのバランスが欠けてもよくないんですよね。

それと思ったのが、自分は学術論文レベルまでの勉強をしていないな、ということです。
最近、「ちょっと柔らかい本を読みすぎかな。もう少し噛み応えのある本を読まなきゃな」
とは思っていたのですが……。
少し探してみるとしますか。


あとはまあ、心に響かないまでも心に残った言葉。

夢は10年単位、目標は2年単位。

まあこれがタイトルにつながるわけですが、なるほどそういうフレーズも悪くありませんね。