先週金曜、たまたまテレビをつけたら日本語講座というものが放送されていたのでちょっと見てみました。
NHK日本語講座 新にほんごでくらそう 教育: 毎週金曜 午後11時10分〜11時30分 毎週木曜 午後0時10分〜0時30分(再)
意外と面白いです。
日本語なんて、自分達は使えて当然ですから、文法的にどうこうなんてまず考えることはありません。
だから、その当たり前の日本語について色々説明しているのを聞くとかなり新鮮な気分になります。
今回の放送では、「怒る」というテーマでした。
姑(日本人)が、予定が変わっていたことを嫁(外国人)に伝えるのを忘れていて、約束がキャンセルになったことを知らずに無理してパートを早く切り上げて帰って来た、というシーン。
外国語であれば、「あなたがもっと早く(予定の変更を)言うべきだった。(つまり、あなたが悪い)」という表現になります。
ところが、日本語の場合は、「もっと早く(私に)言ってもらえたら……(うれしかったのに)」という、受身的な表現になります。
放送中では言及しませんでしたが、この文の後半を省略するあたりも日本語的ですよね。
こんな一文だけでも、日本人の気質とかが色々見えて楽しめます。
きちんと勉強している外国人の方が、日本人よりもよっぽど日本のことを知っているのかもしれませんね。