- 作者: 高橋留美子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1996/12
- メディア: 文庫
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この歳になって初めて読みました。
本当にラブコメの王道を行っているなあという感じがします。
意外だったのが、響子さんが予想以上に欠点の多い人だったということ。
「美人で、よく働き、スポーツもこなし、おしとやかで、亡き夫だけを思い続ける」
初めこそこのような印象でいかにも少年漫画に出てきそうな典型的なヒロインキャラなのですが、実は嫉妬深かったり、早とちりしたり、怒りっぽかったりと色々欠点が見えてきます。
一刻館では管理人としてピシっとしていますが、実家に帰ると途端に子供っぽくなります。
いや、その言い方は少し失礼ですね。
年齢相応の女の子に戻っていると表現した方がいいでしょう。
そもそも一刻館にいるときの響子さんが実年齢に比べて大人びていすぎるのです。
こういった欠点が響子さんの魅力を増していますよね。
なんか響子さんの話ばかりになってしまいましたが、とにかく王道ラブコメのめぞん一刻、すばらしい作品でした。
やっぱり恋愛ものは変なひねりを聞かせるよりもシンプルでストレートなのがいいですね。