PyFes LT 2012.08 で「使い捨て python コードの書き方」についてしゃべってきました


サポートの仕事におけるプログラミングというのは通常の開発と少し異なっています。

「1時間以内に数十GBのログを解析して問題を特定し対策を回答しなければいけない」などということはしょっちゅう発生しますので、ちまちま時間をかけてコードを書いていられません。

その代わりプログラムそのものをお客様に提供するわけではなく、解析の道具として手足のように使うことが要求されますので、基本的に品質は求められません。

そういう意味では、プログラミングコンテストに性質が近いかもしれません。あそこまでの高度なアルゴリズムを使うことは稀ですが。

先日 PyFes LT で話をした内容を要約すると、「作成スピード向上のためにもある程度のテストやコード管理は必要ですよ」ということです。


わずかでもテストを書いておけばケアレスミスの確認・修正時間が大幅に短縮されますし、 git で綺麗にリポジトリ管理をしなくとも gist に突っ込んでおくだけで最低限の管理ができます。

重要なのはやりすぎないことです。


ソフトウェア開発のメソッドも、私みたいにいい加減に適用するだけでもそこそこ効果が出ます。コストパフォーマンスが非常にいいので、興味がある人は是非いい加減な適用というのを始めてほしいですね。