mixiは時間節約ツールなんかじゃない。会話の高密度化ツールだ。

前回の記事をのっけから否定します。

証明

前提1:自分を含めN人の人がいる
これをグループAとする
前提2:Aのメンバーは全て同じ行動をとるものとする


これらの前提条件下において、以下の2つのケースについて考える

  • ケース1:Aのメンバーは誰もmixiを使用していない
  • ケース2:Aのメンバーは全員mixiを使用しており、全て相互にマイミク登録している
mixiでの消費時間

パターン1:なし


パターン2:

  • 前提1:Aのメンバーは週2回日記を書くものとする
  • 前提2:Aのメンバーは互いの日記を必ず読むものとする
  • 各消費時間について以下のように仮定する
    • mixiにアクセスする回数と時間 朝晩2回 各1min
    • mixiに日記を書く回数と時間 週2回 各10min
    • 他の人の日記を読む時間 各1min


このとき、1週間あたりのmixiに対する消費時間は以下のようになる

N人の場合、2*1*7 + 10*2 + 2(N-1)*1 = 31 + 2N min

飲み会での節約時間

前提1:飲み会の頻度を月1回とする
前提2:1回の飲み会の時間は120minとする

パターン1:
近況報告に要する時間:3minと仮定する。
このとき、近況報告によって消費される時間は3Nminとなる。
よって、最大120/3=40人までと交流することができる。

パターン2:
近況報告に要する時間:1minと仮定する。
(すでにmixiの日記でお互いの近況をそれなりに知っているため)
このとき、近況報告によって消費される時間はNminとなる。
よって、最大120人までと交流することができる。

総消費時間

1ヶ月を4週間とすると、それぞれのパターンの総消費時間は以下の通りになる。

パターン1:3N min
パターン2:(31 + 2N)*4 + N min = 124 + 9N min

結論


mixiを使用している場合、使用していない場合に比べて最低2時間/月は消費しており、時間の節約になることはない。

転んでもただでは起きない


まあそんなわけであっさり自己否定して終了でもいいんですが、やっぱり飲み会など*1で味わったお得感は拭えないわけですよ*2

で、また一つ思いついたわけです。


mixiは予習ツール、さらに転じて会話の高密度化ツールであると。


ほら、予習してから授業に臨んだ方が効率上がるじゃないですか。
私は予習なぞしたことはありませんが。

とにかく、相手に会うにしても少し相手のことを予習した方が、会ったときにより密度の高い会話ができるわけです。

数ヶ月ぶり、数年ぶりに会う友人と会話できる時間なんて、本の数時間、あるいは本の数十分かもしれないわけです。
その時間を少しでも楽しいものにしたいと思いませんか?


……まあそんなことしなくても楽しいと言われたらそれまでなんですが。

*1:飲み会飲み会言ってるけど、別に飲み会にこだわる必要は全くないのですがね

*2:なんか日本語おかしいけど気にしない