自分の仕事を卑下するのだけは我慢がならない

kany bookshelf - あこがれを抱かれる存在になろう

そもそも白衣着てフラスコや試験管振ってたような私が*1

なぜIT業界に身を投じるようになったかというと、ある人との出会いがきっかけなんですよね。

その人は大学の先輩、といっても面識はなく、同じサークルというわけでもなく、

ちょっとした知り合いのツテでOB訪問させていただいたときに知り合ったのですが、

非常に優秀な方で、まさに私は一目ぼれ状態になったわけです。

この方はそのときはコンサルタントをやっていましたが、元々IT業界にいた方で、

その頃の話をしていただけました。

別に特別面白さを強調していたわけではないのですが、非常にかっこよく自分の仕事を

説明していて、仕事がきついだのなんだのという愚痴はほとんど言っていなかったように

思います。

それを聞いてあこがれをいだき、IT業界を志すようになったのです。



翻って現在、私は仕事上就活中の学生や新入社員を相手に自分の仕事を

説明することがあります。

その際、「自分の仕事に興味を持たせる、あるいは自分に憧れをいだかせる」ことに

特に注意しています。

id:kany1120さんの記事から引用すると、

大人の努めは、希望のある言葉を語ることなのかもしれない。

この部分は特に強く意識しています。

尤も、こういうことを学生に語るには、まず自分自身が自分の仕事に興味、誇り、などなどを

持たなければならないな、とは思います。

自身が心から自分の仕事に対する敬意を持っていない限り、本当に

学生の興味を引くことなどできません。嘘などすぐにばれるのです。


自分の仕事の愚痴ばかり言う人のなんと多いことか。

といっても、愚痴を言うなということではありません。

誰だって愚痴ぐらい言いたいときはあるでしょうし、仕事上の不満を持つことだって

いくらでもあるでしょう(現に私もそうですし)。

でも、自分の仕事を卑下するのだけは我慢がなりません。

少なくとも自分自身、願わくば親しい友人達がそうするのは。

そういった部分を全部ひっくるめても今の仕事を好きと言える人が少しでも増えたらいいな、

というのが私の希望です。

*1:実際は振ってないですけど^^;