勢いだけで書くOSC2008Tokyo/Spring感想
今回、最も衝撃を受けたのはライトニングトークでした。
何で、何であんないい加減なんでしょうか?
仕様が決まってない? まともに動かない? ぐぐれ?
何でそんな「欠陥品」を世に出せるのでしょうか?*1
でも、でも、何であんなに楽しそうなのでしょうか?
何であんなに参加者は絶賛し、受け入れているのでしょうか?
何て、何て勢いのある人達でしょうか!
私も今まで企業のプレゼンをいくつか見てきました。
彼らが別に劣っているということを言いたいのではありません。
むしろ企業のプレゼンターは皆優秀な方ばかりです。
しかし、この一点では決定的に違うということがわかりました。
それはパワーです。
それは勢いです!
あの力まかせ、勢いまかせの説明はビジネスの世界でのプレゼンでは見たことのない、素晴らしいものでした。
プレゼンだけじゃありません、他のセッションで「一見大人しく」プレゼンをされている方も、内に秘めた勢いは強烈なものがあります。
そのパワーはコードに、バイナリに、プレゼンの端のちょっとした一言に隠されているだけなのです。
羊の皮を被った狼*2猫の皮を被った虎、蛇の皮を被った龍ですよ。
私も僅かではありますが仕事に慣れ、オープンソースの世界について少しは知ったつもりでいました。
でもそれは大きな間違いでした。
オープンソースの知識や技術など些事でしかなかったのです。
私にはまだこの「勢い」が決定的に欠けている、このことに気づいたのです。
私が今回のオープンソースカンファレンスで得た最大の収穫は、この勢い、パワーでした。
その思いを込めて、今日の記事のタイトルをつけたのです。
たった一日で私の中の何かを変えてくれた、このOSCに参加できたことは非常に幸運でした。
今一度、OSCの関係者及び参加者の皆様に深く感謝いたします。