北海道&東日本パスを使ったローカル列車の旅

前回の東北旅行で大変お世話になった、北海道&東日本パス
wikipediaから特徴を書き出してみます。(2010年度夏期)


チケットの性質上、複数人での使用はできませんし、余った分を売るというのは実質不可能です。
逆に言えば、単独行動で7日間乗り回す気があるのであれば非常にお得な切符といえます。
私のように東北中を一人で回ろうという人にはぴったりなわけです。


で、このチケットを使ってローカル列車の旅をしていたわけですが、色々と注意しなければいけないこともわかったのでここに書いておきます。

トイレ

地方の列車には、なんと普通列車でもトイレがついてます!

……ってわざわざ強調しているのは、都会生活しかしていない人間にとって、新幹線以外の列車にトイレがついてるというのは想像もつかないんです。

このことは、逆に言えば、都会の列車にはトイレがついていないということを意味します。

つまり、トイレに行くには電車を降りるしかないんです。

都会の電車であれば、一旦降りても次の電車がすぐ来ますからあまり大した問題になりませんが、地方へ向かうときにこのことは非常に深刻な問題となる場合があります。

電車がない

地方のローカル線は本当に電車が少ないです。1時間に1本はざらで、2時間に1本なんてところもあります。
つまり、都会で1本遅い電車に乗ろうものなら、それだけで数時間のロスになり得るのです。
私の場合、東京から山形に向かうときに、大宮付近でお腹が痛くなり一旦電車を降りたのですが、たったそれだけで山形への到着時刻が3時間遅くなりました。いくらなんでもこのタイムロスは痛すぎるので、福島→山形だけは新幹線を使ってしまったのです。
トイレに限らず旅にトラブルはつきものですので、こういった事態は常に想定しておいた方がいいです。
この件をきっかけに、路線検索の結果を1本遅い電車の分まで手帳に記録するようになりました。
不測の事態に備えるというのは大事なことです。

電事故は復旧しない

八戸についたとき、青い森鉄道が信号機故障のため140分の遅れが出ていることを知りました。
といっても、私が到着して30分後には修復してましたし、八戸で30分待ちは予定通りだったため何も問題はありませんでした。
しかしこの事故は、都会の電車なら10分はかからないだろう作業に対し、地方では数時間単位かかることを示唆しています。
八戸のような大きい駅で足止めを食うのならまだしも、電車の中とか観光も何もない町で立ち往生するのはかなりつらいです。宿もとれるかどうか分かりませんし。
しかし、現実にこういう事故が起きうるということは覚えておいて損はないでしょう。

路線検索重要!

昔ながらの路線図でも構いませんが、携帯での路線検索は非常に有用です。
乗車時に不測の事態が発生したり、あるいは急に予定を変更したいなどのときにはとても便利なので、使うことをおすすめします。
私は路線ドロイドというAndroidアプリを使ってました。保存機能もついていてすごく使いやすいです。

メモ帳重要!

路線検索の結果をアナログで持っておくことは重要です。
特に地方のローカル線に乗っているときは、電波もろくに届かない状況になるのでメモ張が一番信頼できます。

まとめ

北海道&東日本パスを使う際の注意点などを紹介しました。
うまく使えば安くて楽しい旅ができるので、気をつけて使えば非常にいいチケットだと思います。