からくりサーカスの最終回読みました。
久々に藤田節全開の、素晴らしく爽やかな最終回でした。
もう最高です。
ここ最近の本編の中ではダントツの面白さです。
ていうかせめて1年前ぐらいからこれぐらいの勢いで描いて欲しかったですね。
あらすじは普通。しかし漫画としては面白い。
この最終回、ストーリーだけ見ればはっきり言ってつまらないです。
ラスボスが最後の最後に改心して世界の救い方教えてくれて、
んで世界は救われてみんなハッピーという話。
完璧にご都合主義的な展開で、予定調和もいいとこです。
あとはナルミの腕を実は勝が冷凍保存を依頼していたとかいう後付け設定の登場とか。
もうね、読者をなめてるのかと。
それでもなお、面白いんです。この最終回は。
むしろご都合主義であるぐらいが面白いんです。
藤田先生の描く、バカみたいに元気なキャラクター達。
色々あったけど、最後はみんなとっても楽しそうに生きている。
読む側にすごく元気を与えてくれます。
ちょうど無邪気に遊ぶ子供達を見て元気が出るように。
藤田先生の描く漫画はパワーがあるんです。
すごく熱いおとぎ話を読んでるような、そんな感じがしました。
とにかく、本当にいい最終回でした。
やはり藤田和日郎は偉大でした。
…まあそれでも、ギイの死→列車バトル→前回までの展開は、ほんとありえないぐらい最悪だと思いますが。
