ひぐらしのなく頃に:竜騎士07氏の思い描く理想の2006年8月(若干ネタバレあるかも)

注:ゲーム内容には極力触れない(見てもやってない人には何のことだかわからない)ようにしているつもりですが、それでも嫌だという方は読まないことをおすすめします。


祭囃し編を終了した方々の感想をいくつか読ませていただきました。

絶賛する方、批判する方、様々な評価がされているようです。


私自身も、あそこはこの方がよかったとか、○○をもっと活躍させてほしかったとか色々思うことがあります。

でも、もう一度だけこの記事を読んで下さい。竜騎士07氏のインタビューです。

これまで見てきた作品で、あの作品はここが面白かったけどどうしてだろう、と考えるのは、自分で作品を作ってみたいと思っている人なら、当たり前のようにしていることです。映画を見ていて、全体はいいけど、ここの個所だけ気に入らない、自分ならここはこうするのに、と思うことは誰にだってあるでしょう。それを自分の作品に込めるだけです。

祭囃し編を裏EDまで終了させた方、最後に竜騎士07氏が何を書いていたか覚えていますか?


私達は、「ああすればよかったのに」とか考えてしまった時点で既に竜騎士07氏のゲーム盤の上に乗せられてしまっているのです。

きっと竜騎士07氏の思い描く理想の世界は、私達がカケラ紡ぎをして遊ぶこと。

私達が「竜騎士07の書いた祭囃し編はダメだ」と批判するだけでなく、「オレがもっといい結末を書いてやるぜ!」と発表すること。

あるいは、もっともっと悲劇的で残酷な昭和58年6月を描くこと。

いっそのこと「ひぐらし」から離れて、全く別の作品を手がけるのもいいでしょう。


もう一つ、前述の記事より引用します。

就職や結婚を境に捨てた夢はいっぱいあるでしょう。でも、今でも心の中にくすぶっているものはあるはずです。私はそれに火を付けただけです。


ひぐらしに対し少しでも不満を抱いた方、私と一緒に少しだけ考えてみませんか?

自分だったらどう描くのかを。

もちろんそれはまだ竜騎士07氏のゲーム盤の上の話でしかありません。

「こんなゲームぶっ壊してやる!」

と意気込んだらきっと氏は大喜びすることでしょう。

恐れるか。委ねるか。立ち向かうか。楽しみ方はあなた次第。

まさにこれこそがひぐらしの本質なのでしょうね。